介護生活No14「アルツハイマー型認知症の母の介護」

認知症に対する科学的認識を深め、認知症の母親をまず受け止め、適切な接し方をすることにより穏やかな生活を取り戻し、さらには「認知症の母の介護」の中で家族の絆を深められている。
このような事がよく伝わってくる手記をお寄せいただきました。
認知症の母

アルツハイマー型認知症と診断された82歳の母と同居しています。

最初は、自分の持ち物をしまった場所をわすれて家族を疑ったり、「誰かがつきまとう」と厳格が起きたり、性格がかわったように怒ったりして、その都度、家族はショックを受けたり当惑しました。

当時は、認知症をしっていていても身内のこととなると理解できなかったため、次々起きる症状に振り回されていたように思います。

症状が進むのを遅くしたいと思い、予防を目的にデイサービスを利用することにしました。

母には良かったのか、今は落ち着いてきましたが、物忘れ、見当識障害、被害妄想があります。

何度も同じ事を聞かされてると、「今、言ったけど」と言ってしまいますが、不安や心配があるときは、何度も同じことを繰り返し聞くので、その不安を取り除いて安心させることに気をつけると早く止むようになりました。

すぐに解決できないことは、話題を他にそらしたり母の目に入らない場所へ移動したりします。

私が外出するときは、「どこへ行ったか」と家族に何度も尋ねるので、A4の紙に大きく「何処へ何をしに行き、何時に帰る」と書いておくと尋ねる回数が減りました。

今は、国内外へ一緒に旅行をしてます。

どこにいるのか分からない時があったり、帰ってから何処へ行ったのか忘れていますが、母が旅行中楽しければうれしいです。

同行している家族が母との思い出づくりが出来ればよいと年に2~3回行っています。

毎年、徐々にいろんな症状が出て進行していくと思いますが、ケアマネジャーさんと「家族の会」の方に相談したり、介護体験の手記を参考にして、皆さんから元気を頂いて介護したいと思います。

 

「ぽーれぽーれ」通巻342号 2009年1月25日発刊より抜粋