介護生活No9「我が家へ認知症さん」

我が家の最近の様子をお知らせします。

6年前ほどから、少しずつ物忘れをするようになった父が認知症という状態になりました。

とうとう我が家にもやってきたかという感じです。

大きな問題行動はないのですが、対応している母は、イラするくことが多々あるようです。

 

「病気やから仕方がないんやから」

「思うようにさせてやろう」

「合わしている方が楽やから」

 

と言う私自身、なんだか情けないような、悲しいような気持ちになってしまいます。

父自身もどこかで苦しんでいるような感じも伝わってきて、かわいそうになったり、反対にうっとおしくなったりとか介護家族でないと感じえない事を教えられています。

家族で協力してどうにか父を看ていこうと思っています。

今後とも宜しくお願い致します。

専門医からは、大事に至る以外の事は見過ごして、見守っていくように言われてきましたが、度重なる異様な行動を目にする時、ついに大きな声を出して注意・叱責するなど

病人であることを忘れてしまうことが度々でした。

今は、きつかった接し方を詫びる毎日です。

「ぽーれぽーれ」通巻337号 2008年8月25日発刊より抜粋